インタラクティブ句動詞ガイド: MAKE, TAKE, HAVE

ネイティブのように話す

MAKE, TAKE, HAVEを使った句動詞マスターガイド

なぜ句動詞が重要なのか?

句動詞は、日常の話し言葉の英語に不可欠です。これらをマスターすることは、不自然な「教科書英語」から脱却し、より自然で流暢なコミュニケーションを実現するための鍵となります。多くのフォーマルな動詞には、ネイティブスピーカーが好んで使う句動詞の代替表現が存在します。

流暢さのギャップ

どちらがより自然に聞こえますか?

教科書: postpone

ネイティブ: put off

教科書: investigate

ネイティブ: look into

教科書: resemble

ネイティブ: take after

意味の多様性

一つの句動詞が複数の意味を持つことは珍しくありません。例えば `make up` は、文脈によって「仲直りする」「でっち上げる」「化粧をする」「構成する」など、様々な意味に変化します。この多様性が、英語表現を豊かにしています。

分離できる?できない?基本ルール

句動詞を正しく使うための最も重要なルールは、目的語の位置です。特に目的語が代名詞 (it, them, me) の場合、動詞と不変化詞の間に「必ず」置かなければならないという「黄金のルール」を覚えましょう。

句動詞に
目的語があるか?

それは
代名詞 (it/them) か?

はい

いいえ (名詞)

必ず間に置く

She took it off.

間に置いても、後ろに置いてもOK

She took her coat off.

She took off her coat.

創造と変革の `MAKE`

`make` を使った句動詞は、「創造する」「構成する」「変形させる」といった中核的な意味と関連していることが多く、その多様な表現力が特徴です。

このチャートは、`make` を含む句動詞が持つ意味の数を比較しています。`make up` や `make out` のように、多くの意味を持つ句動詞は、会話での使用頻度も高い傾向にあります。

移動と責任の `TAKE`

`take` の句動詞は、「物理的・比喩的な移動」「除去」「責任の引き受け」といったダイナミックなアクションを示唆します。

`take off` の意味の進化

`take off` のように、一つの句動詞の意味が具体的なものから抽象的なものへと進化する過程を見ることで、言語の面白さを感じることができます。

1. 脱ぐ (具体的)

Take off your shoes.

2. 離陸する

The plane took off.

3. 急に人気が出る (比喩的)

Her business took off.

`take` を含む主要な句動詞。`take on` や `take up` など、新しい責任や趣味を始める際に頻繁に使われます。

特別な動詞 `HAVE`

`have` は `make` や `take` とは異なり、純粋な句動詞を形成することは比較的少ないです。その代わり、イディオム(慣用句)や、使役・義務を示す重要な文法パターンで中心的な役割を果たします。

この図は `have` の一般的な使われ方の内訳を示しています。義務を示す `have to` や、誰かに何かをしてもらう使役構文が大きな割合を占めていることがわかります。

実践してみよう!

このインフォグラフィックで句動詞への理解を深め、英会話に自信をつけましょう。